生活の活動を楽しむ

石鹸で手を洗う
石鹸で手を洗う

 

教室での活動をご家庭でも繰り返して行っていただくことで、子どもたちにしっかり定着していきますので、保護者様にも教室の活動の方法をご紹介しています。

 

 

 

0歳から3歳の就園前クラスでは、「日常の生活」で行うことを教材化した課題(活動)をたくさん準備しています。

 

たとえば、「手を洗う」「はなをかむ」「窓を磨く」「生花をいける」「洗濯板で洗濯をする」「塵取りでごみを拾う」など。

 

生花をいける
生花をいける

 

 ◇自分の体を思い通りに使いたい!

 ◇自分の身の回りのことが一人でできるようになりたい!

 

このような「運動に敏感な時期」の子どもたちにとって、「生活活動」は、一番の関心事なのです。

 

「自分で!」とか「お手伝いをしたい」と言い出した時が、チャンスなのです!!

 ぜひ、ご家庭で「モンテッソーリ教育」をご活用ください!

 

ポイントは、

 ・いつも同じ順番で行うことが「秩序に敏感な時期」の子どもにとって大切です。

 ・子どもに理解させるための技術は、一連の動作を分析し、大人のする動作×8倍とゆっくりしたスピードで行います。

    動作を行う時は、話さない。

    ことばで説明する時は、動作を止めて説明します。

 ・訂正するのではなく何度もやり方を見せてあげましょう。

 

ピッチャーでこぼさないように水を移す
ピッチャーでこぼさないように水を移す

 

今月は、「手を洗う」活動をご紹介しました。

石鹸の泡を楽しみながら、自分で洗えるようになります。

最後は、てのひらを合わせて、水が落ちるのを待ち、手拭で手を拭いて出来上がり。

何度もエンドレスで洗いたい・・というお友達もいました。

素敵ですね!

 

大人の仕事は、その目的を果たすためにありますが、子どもの仕事は、その過程を楽しむのですね。

 

最初は、水をこぼしたり失敗もたくさんあります。

こぼれることを想定して、対処の方法を学ぶため、備え付けのふきんで拭けるように準備もしておきます。

 

エプロンを着けたり、お家の洗面所ならば、ステップ台で高さを調節しておきましょう。

興味のある時期は結構短いものです。

教えることや準備が大変と思って後回しにしていると、興味が失せてしまいがち。

これは、私の子育ての反省点です。

 

大人は、子どもが一人で楽しめるような環境を整えて、活動をどんなふうにしたらよいのか紹介していきます。

教え込むというより、環境と活動をつなぐというスタンスです。

こうやって、皆さん自信にあふれた子どもになって下さってとても嬉しいです!