モンテッソーリ教育の本質「子どもの成長する力」と「環境の力」学んだ2021年でした

幼児教室の0・1歳児クラスのクリスマス会でサンタのパネルシアターをみんなで楽しみました。
0・1歳児クラス サンタのパネルシアターを楽しんでいます

新しい年を迎えました。

今年もお子様と保護者様が学び、成長できる環境を提供できるように努力していきたいと思います。

 

2021年は、コロナ禍にもかかわらず、たくさんの生徒様に教室に通っていただきました。

お子様の成長に寄り添わせていただき、充実した1年を過ごすことができました。

 

私事では、初孫が4月に誕生。

ひたすらに子どもの成長しようとするパワーを存分に浴びました。

 

9月末には、手術を受け10日間入院。

生まれて初めての手術で不安いっぱいでしたが、医師や看護士の皆さんからの配慮の行き届いた言葉がけに励まされ、環境の大切さを痛感しました。

 

手術が無事終わり、健康を回復したことはもちろん、生きていることそのものに感謝しています。

以前よりも、現状を前向き・肯定的に受け止めることができるようになりました。

  • 子どもの持つ成長する力・自己教育力
  • 環境が与える力
  • 充実して生き、創造しようとする命の力

を深く味わった2021年でした。

長く関わってきたモンテッソーリ教育の素晴らしい考え方を再認識しました。

 

子どもの持つ「成長する力」

初孫のようちゃん(9ヵ月)がやってきて、活動の様子をつぶさに見ました。
初孫のようちゃん(9ヵ月)が正月にやってきました

4月に誕生した初孫のようちゃんが、年末年始の休暇で家にやってきています。

 

9ヵ月を迎え、身体能力の基礎ができてきました。

ハイハイをしながら自分の行きたいところに進んで、両手を使いながらいろいろなものに触れて使うことができるようになりました。

 

また、五感が発達し、声も出るようになると、まわりの大人との関わり方もしっかりしてきました。

年末年始をいっしょに過ごしていますが、

自分が子育てをしているときは余裕が何もありませんでしたが、今回は観察する余裕があります。

  • 並べてある本を取り出して、床に広げる
  • クリアファイルに入れた書類を取り出して、手でつかむ
  • 蕎麦(乾麺)の袋を出してきて、指でつまんだり、押しながらハイハイ
  • リビングのテーブルやいすの下をハイハイしながらいったりきたり
  • 疲れるとだっこを要求、声でだっこをしながら歩くように要求
  • テレビで音楽番組を見て、身体をゆすったり声を出す

目をさましている間はとにかく行動です。

  • ハイハイ、立つといった粗大運動。
  • つかむ、つまむ、引っ張る、めくるといった微細運動
  • 人やおもちゃなど動いたり音の出るものに関わって視覚や聴覚を刺激
  • 声や表情でまわりと関係を持とうとする社会性

マリア・モンテッソーリはこう語っています。

 

『子どもの行動はいろいろなことを教えてくれます。

子どもは非力な存在ではありません。

威厳にみちた存在です。

子どもは自分でできる方法で知性を育もうとしています。

内なる何かに導かれて、ひとりの人間へと成長しようとしているのです。』

 

本当にその通りです。

ようちゃんは、時間のある限り、いろいろな能力をとにかく獲得しようとしています。

  • 成長しようとする強い衝動
  • 自分でできる方法で、大人になるための能力を獲得しようとしている

あらためて、子どもの持つ力に深く気づかされ、心を打たれます。

 

寄り添う目線から生まれる環境

幼児教室の0歳・1歳児クラス親子クラスで、お母さまがお子様の活動をさぽーとしています
1歳児の活動をサポートするお母さま

9月末に手術を行うことになりました。

手術前の数日と手術後の1週間、あわせて10日間の入院でしたが、生まれて初めての手術で不安がいっぱいでした。

手術前に、担当医の方から手術内容を説明いただきました。

詳しい内容とこちらを気づかう丁寧な態度に心が落ち着きました。

 

手術後は、痛みで身体の自由がききません。

「だいじょうぶですか」

「何か気になることやしたいことがあったらおっしゃってくださいね」

 

看護師さんの気づかいに心が癒されました。

患者に寄り添う目線の環境で支えられ、無事に退院することができました。

 

いろいろと感じ、思うのだけれど、うまく動けない‥

「小さな子どもはもしかしたらこういう状態なのかもしれない」

ふと感じました。

 

まだ思うように動けなかったり、伝えることのできない子どもの目線に立って寄り添い、言葉がけをすることで、子どもは安心し、落ち着くのではないでしょうか。

 

子ども目線の環境設定が大切なことを、身をもって経験することができました。

 

命を頂いていることに感謝

幼児教室の2歳児クラスで幾何立体の提示を行いました。生徒は集中して見ています。
2歳児クラス 幾何立体の提示に興味いっぱい

手術後の1カ月間は傷口が痛むこともあり、身体を自由に動かすことが厳しい状態でした。

 

時間が立つにつれて良くなり、3ヵ月前に受けた手術を忘れるぐらいに体調が回復。

 

幼児教室に戻り、元気に働くことができるようになりました。

自分の思うように身体が動くということは、素晴らしいことです。

身体に備わっている回復する力にもびっくりしています。

 

幼児教育に携わって成長しようとする命の力にいつも驚かされているのですが、生き抜こうとする命の力も頂いていることを実感。

感謝するばかりです。

 

お子様の成長・発達を引き出し、後押ししようと日々つとめていますが、お子様の元気な姿を喜び、祝福する気持ちをもっと大切にしようとあらためて感じています。

 

子どもも大人も体験を重ねて自分を創造

教室名は、幼児(Bambini)の創造(Creare)という意味です。
教室名の意味は「幼児(Bambini)の創造(Creare)」

皆様に支えられて、2021年12月に当教室は10年目を迎えることができました。

 

お子様そして保護者様の皆様が「自分を創造する」環境でありたいと、教室名を

親と子のための幼児教室 バンビー二クレアーレ(Bambini:幼児 Creare:創造する)と名付けました。

 

私自身も今回の体験から学びを得て思いや考え方などを広げ、新たな自分を創造できたように思います。

 

10年目となる2022年、お子様と保護者様が「自分を創造する」環境を創り上げていきたいと思います。

 

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(新年度生徒募集開始!)