バンビーニクレアーレでは、毎年10月にハロウィンにちなんだレッスンを行います。
ハロウィンの飾りつけや仮装をして、リトミックでゲームを行います。
また、普段と違ったおやつを用意して、お子様に楽しんでいただいています。
今年のおやつは自分で作るお菓子の首飾り「キャンディレイ」です。
ハロウィンのおやつに「キャンディレイ」
おやつを袋に詰めて渡しているのですが、モンテッソーリの活動に何か活かせないかといろいろ考えたり調べたりする中で、「キャンディレイ」を見つけました。
「レイ」はハワイの首にかける生花のネックレスで有名ですね。
神様へ捧げ物や魔除けなど儀式にレイが使われたようですが、今は相手の幸運を願ったり、歓迎の気持ちを込めてレイをプレゼントするそうです。
また、アメリカでは、子どもの成長を祝って、お菓子でつくった「キャンディレイ」やおもちゃでつくった「トイレイ」をプレゼントするそうです。
「キャンディレイ」は、お菓子を首に掛けたりして、子どもが楽しんでいる姿が目に浮かびます。
どうやって作るか‥
子どもたちに作ってもらえば、お仕事になりますね。
幼稚園児クラスとフィオーレコース(2歳児)で、ハロウィンにちなんで「キャンディレイ」のお仕事に取り組むことにしました。
「キャンディレイ」のお仕事
フィオーレコース向けに次のような材料をそろえました。
- キャンディレイ用ビニル袋:1m×6cmの細い袋
- モール:さまざまな色を用意
- ラムネ:天然の着色料で色付けしたお子様に優しいラムネです
- ハロウィンの飾り:ジャックオランタンの絵柄の飾りです
キャンディレイ用ビニール袋にラムネを7つほど入れます。
開いた端をモールでねじってとめます。
ラムネが均一になるように袋の中に広げます。
ラムネとラムネの間をモールでねじってとめます。
ハロウィンの飾りの穴にモールを通します。
このモールで、端と端を止めて、キャンディレイの出来上がりです。
お仕事の課題は、モールをねじること。
3本の指でモールの端と端をつかんで手首を回す作業が必要になります。
ふたの開閉などで3本の指を使う活動に取り組んできたので、よりレベルの高い活動を盛り込みました。
3本の指をしっかり使って「キャンディレイ」づくり
フィオーレコースのレッスンで、一斉活動として「キャンディレイ」のお仕事に取り組みました。
ひとりひとりの材料をテーブルにセットしました。
「キャンディレイ」の作り方をお友達に説明します。
みんな、集中してしっかり聴きます。
テーブルで、「キャンディレイ」をつくります。
お菓子を袋に楽しそうにつめます。
モールのねじり方を最初に手伝うと、後はどんどん自分できました。
端と端をハロウィンの飾りのついたモールでとめて出来上がり。
次のレッスン、ハロウィンの活動で配ります!!
楽しみですね!!
幼稚園児クラスは、モールの代わりに紐を用意しました。
年少のお友だちは紐で結ぶ。
年中以上のお友だちは紐でちょうちょう結びをします。
身体もしっかり育っていますので、お菓子もボリュームを増やしました。
紐で結ぶという難しい仕事にしっかり取り組むことができました。
キャンディレイをもらうのを楽しみにしているようです。
次のレッスンまで待ってくださいね!!
楽しみながらレベルアップ!
フィオーレコースのお友だちは、「モールをねじってとめる」活動。
幼稚園児クラスのお友だちは、「紐で結ぶ」「紐でちょうちょう結びをする」活動に取り組むことができました。
いつもしている活動よりもレベルの高い活動でしたが、日頃の活動で下地ができているので、しっかりとできました。
基礎をしっかり定着することの大切さをあらためて感じました。
また、ちょっと難しいとあきらめたり、いやになったりすることが多いのですが、今回は自分がもらえる「お菓子」ということで、高いモチベーションや熱意を感じました。(笑)
興味を持ったり楽しくなるように工夫していろいろなお仕事を提供していきたいと思います。
来週のレッスンは、いよいよハロウィンです。