中秋の名月にちなんで、9月第2週に、毎年恒例の行事、月見団子のクッキングを全クラスで行いました。
とうふともち粉をこねてお団子をつくり、お湯で茹でたあと、冷水であら熱をとって冷蔵庫でしっかり冷やし、みんなで試食。
好みできな粉や黒蜜をかけます。
ピッコロ・ステッラコース(0~1歳児)は親子で楽しくクッキング。
フィオーレコース(母子分離2歳児)は、自分だけでお団子をこねて丸めました。
幼稚園児クラスは、粉を量って、お湯で湯がき、冷水であら熱をとり、お皿にもりつけるところまで、しっかりクッキング。
お子様は、1回でも経験すると、何でもできるようになっていきます。
催事にちなんだ活動で文化を味わうとともに、豊かな体験を積み重ねていただきました。
月見団子の作り方
クッキングのはじめに、前で実際に作るところを見ていただいて、確認いただきました。
- はかりの上にビニールを置き、はかりながら、もち粉を25グラム入れる
- もち粉の入ったビニールに、豆腐25グラムを入れる
- ビニールの空気を抜いて口をしばり、もんだり、こねたりする
- みみたぶくらいのやわらかさになるまでこねる
- 袋からまな板の上に出し、手を使って15センチぐらいの長さまで棒状に伸ばす
- ナイフで、等分(同じ大きさ)に切って、8等分にする
- 両手やまな板を使って、ころころと丸める
- お湯の沸騰した鍋にだんごをしずかにいれて茹でる
- 浮かんできたら、網ですくい、水であら熱を取り、氷水で冷やす
- もりつける
ピッコロ・ステッラコース(0~1歳児)とフィオーレコース(母子分離2歳児)は、あらかじめはかっておいたもち粉を用意。
豆腐を入れて、もち粉に丸めるところまで行いました。
幼稚園児クラスは、もち粉を量るところから茹でて冷やし盛り付けをするところまで、全部行いました。
さあ、クッキング
みんな、一生懸命につくりました。
試食ではきな粉や黒蜜を好きなだけかけて、
「いただきます!」
自分でつくるとおいしくですね。
みんな、パクパク食べました。
お母様も味見。
「おいしいですね」
シンプルな素材の味わいを楽しんでいただきました。
ピッコロ・ステッラコース(0~1歳児)
親子で楽しくクッキングです。
ビニールに入った生地を握ったり、伸ばした生地をナイフで切ります。
上手に手が使えていますよ。
その後のリトミックでは、ボールをお団子に見立てて、こねたり、キャッチしたりして楽しみました。
いよいよ試食。
小さいお友だちは、お団子を小さく切ってもらって食べました。
フィオーレコース(2歳児・母子分離)
先生がつくる様子と説明を一生懸命に見て聞きました。
さあ、お団子づくり。
ビニールに入った生地をこねて、棒状に伸ばし、ナイフで切り、まるめました。
先生に援助してもらいながら、自分の力でお団子が完成。
すばらしいです。
ご父兄の方に早めに迎えに来ていただき、いっしょに試食。
「おいしいね」
「上手にできたね」
との言葉に笑顔がこぼれました。
幼稚園児クラス
幼稚園児クラスは、もち粉を25グラムはかるところから、最後のゆでて盛り付けをするところまで、全部自分で行いました。
手の調整能力がしっかりついているので、お団子をきちんとつくることができます。
生地をこねるところは力をかけて5分ぐらいかかります。
大変でしたが、粘り強く取り組みました。
湯がく時には、湯気で熱さを感じて、慎重に行いました。
感性豊かに体験することができ、本当に素晴らしいです。
いろいろなことを体験
幼児期に1回でも体験したことは、すっとできるようになります。
いろいろなことを吸収しながらぐんぐん成長する幼児期の体験は本当に大切です。
クッキングの体験では、次のことを重視しました。
- とうふ、もち粉、お皿、ナイフ、まな板、使う道具の名前を声に出して、名称のレッスン
- 手を使って、こねる体験
- 生地の固さが変化していく様子を感触で体験
- 半分、半分、半分と、ナイフで切って、二分の一の分数を実際に体験
幼稚園児クラスでは、さらに
- はかりを使い、重さを調整する体験
- 約15センチの長さのナイフと比較しながら、長さを調整する体験
- 注意しながら沸騰したお湯でゆでる体験
いろいろなことを体験しながら、お団子が出来上がっていく工程を楽しんでいただけたようです。
「おいしい!」
の言葉がいっぱい出ました。
シンプルな素材の味わいや良さもしっかり感じとっていただけたので、うれしい気持ちでいっぱいです。
豊かな体験づくりにぴったりのお団子作りを、ご家庭でも試してみてくださいませ。