お母さまからのご質問
体験に来られた1歳児のお母さまからのご質問に、このように答えました。
幼児期からお子さんの主体性を育むことが、本当に大切です。
ここでは、その理由と具体的な方法をお伝えします。
なぜ、今「主体性」が大切なの?
今の時代は、AIやITがどんどん進化していて、子どもたちが大人になる頃には、私たちが想像もできないような社会になっているかもしれません。
そんな時代を生き抜くためには、ただ与えられたことをこなすだけでなく、自分で考え、判断し、行動できる「主体性」が不可欠です。
モンテッソーリ教育ってなに?
モンテッソーリ教育は、イタリアの医師マリア・モンテッソーリが創始した教育法です。
子どもは自分で学び成長する力を持っているという考えのもと、子どもが自ら考え、行動できる環境を整えてあげることが大切だとされています。
モンテッソーリ教育で育つ「主体性」
モンテッソーリ教育では、子どもたちが自ら学び、成長できるような環境を提供することで、主体性を育みます。
- 自分で選ぶ楽しさ:子どもたちは、自分の興味や発達段階に合わせて、自由に教具を選ぶことができます。この自由な選択を通して、「自分で決めたい」という欲求を満たし、自己決定能力を養います。
- 集中力の向上:好きなことに集中することで、長時間同じことに取り組むことができるようになり、集中力を高めます。
- 問題解決能力の育成:自分で課題を見つけ、解決策を模索する経験を積むことで、問題解決能力が養われます。
- 自信の獲得:自分で何かを成し遂げた経験を通して、自信を身につけます。
家庭でできるモンテッソーリ教育
専門講師のもと、適切な環境で行うのが望ましいのですが、ご家庭でも次のような配慮していただくことで取り入れることができます。
- 子どものペースを尊重する: 子ども一人ひとりの成長のスピードは異なります。無理強いせず、子どものペースに合わせて接しましょう。
- 安全な環境を作る: 怪我をしないよう、安全な環境を整えましょう。
- 行動を認める: 子どもが何かを達成したときには、達成した内容について具体的に褒めることで、自信を持ちます。
- 一緒に楽しむ: 子どもと一緒に遊び、笑顔で接することで、親子の絆が深まります。
主体性を育むために、家庭でできること(年齢別)
関わり方のポイント
子ども一人ひとりの個性や発達段階を理解し、その子に合った関わり方をすることが大切です。
もし、子育てについて何か不安なことがあれば、メールなどでご質問ください。
モンテッソーリ教育専門家としての知見や、育児、12年間の生徒指導の経験をもとに、できる限りお答えいたします。