キョロちゃんかき氷器が子どもたちに大人気!

夏だぜ!! キョロちゃん登場!
夏だぜ!! キョロちゃん登場!

モンテッソーリの活動の時間で、バナナを切る、みかんを絞る、ゼリーをつくる、月見だんごをつくるといった食べ物に関わるお仕事(活動)で、楽しみながら生活の活動を行っています。

今回、暑い夏を吹き飛ばそうと、「かき氷のお仕事(活動)」をしてもらうことにしました。
 

かわいい氷削り器「キョロちゃん」にくぎ付け

京都高島屋の3階に「collex」というお店があります。

衣服だけでなく、デザインがよくて使い心地のよい生活雑貨が置いてあり、時々利用させてもらっています。
7月にお店をのぞいた時、思わず目がくぎ付け!

くまさんのかき氷器が置いてありました。
ハンドルを回すと、くまさんの目が左右にきょろきょろと動いて、とてもかわいいのです。
タイガー氷削り器「キョロちゃん」と言って、昭和の時代に好評だった製品が38年ぶりに復活した商品なのです。


・子どももラクに削れる回転ねじ式構造
・冷蔵庫の角氷もOK
・ハンドルまわせばくまさんのお目目キョロキョロ
ということで、ぜひバンビーニのお友だちに使ってもらおうと1台購入。
オレンジ、黄色、青の3色の中から、教室に合う黄色を選びました。

 

かき氷のお仕事(活動)として

まず、お仕事(活動)として提供するのに、一連の動作を分析・整理しました。


①トングで、削り器に氷を入れる
②かき氷の器を置く
③ハンドルを回して氷を削る
④器を時々回転させて、削った氷がかたよらないようにのせる
⑤自分の食べたい分だけ削ったら、器を取り出す
⑥好きなシロップをかける
⑦テーブルまで持っていき、座ってスプーンでいただきます。
⑧食べ終わったら、器とスプーンを片づける


・順序立てて動作を行なわないといけません

・手の動作や持って歩く動作を注意深く行う必要があります。

・レバーを回して氷を削るという行動の結果が、とても解り易いというところにも魅力を感じました。

・こぼれたりした場合にも自分で始末できるよう、布巾を準備


きちんとした生活のお仕事になる! 
幼稚園児クラスは、ひとりで(氷は一人につき4個トングで入れる)

フィオーレコースは先生が援助しながらできそうだ!
 

手でレバーを握って回すと氷が削れるので、わくわく!
手でレバーを握って回すと氷が削れるので、わくわく!

初めてのかき氷づくり

トップバッターは幼稚園クラスのお友達です。
やり方を見せると、集中して見て聞いてくれます。
そして、かき氷のお仕事に挑戦。

みんな上手にできました。
用意したマンゴーといちごのシロップの好きな方をかけて、いただきます。
おいしいようで、おかわり続出。(笑)


レッスンの終わりに迎えに来られたお母様に、自分でかき氷をつくって渡します。
お母様が感激して「おいしいね!」と食べる様子を、お友だちはうれしそうにじっと見ていました。


続いてフィオーレコース。

先生が援助しながら、かき氷のお仕事をしました。
かき氷を始めて食べるお友だち。
スプーンで氷を少しだけすくって口の中へ‥。
「冷たい」と口をつぼめたあと、「おいしい」とにっこり。

あーよかった!!
みんな、自分の食べられる量を加減して、残さないように氷を削りました。

素晴らしいです。

 

 

子ども達は、冷たいモノにも、とても敏感。
幼児期の繊細で敏感な感覚にあらためて気づきました。
かわいらしいくまさんの目の動きも、楽しそうに見ていました。

 

夏という季節感やハンドルを握って回して、氷を削るという楽しい経験を積んでいただきました。
お友だちが楽しくかき氷のお仕事をする様子を見て、良かったです。


8月22日は、幼稚園児クラス、フィオーレコース、ステッラコースのお友だちが全員集まって「夏祭り」を行います。
そこで、幼稚園児クラスのお友だちに「かき氷屋さん」をしていただくことにしました。
かき氷をつくってみんなに食べていただくのです。


かき氷をつくって、食べてもらうという、さらに踏み込んだお仕事。
笑顔で氷を出し笑顔で氷を受け取ることでしょう。
今、夏祭りに向けて、氷削り器用の氷をたっぷり作っている最中です。