子どもたちは生き物が大好きです。
家で育てているカタツムリを教室に持っていくと、みんな興味を持って一生懸命に見たり、触ったりしてくれました。
カタツムリも、子どもたちに見てもらいたいのか?家よりも教室の方が張り切って体を動かしてなんだか不思議です。
この素晴らしい興味を深めようと、カタツムリ図鑑やカタツムリのシートを用意して、幼稚園クラスで「カタツムリの観察」活動を行いました。
カタツムリに興味いっぱいのお友だち
1年前の初夏のことです。
スーパーの野菜コーナーで小松菜についている1cm弱の小さなカタツムリを発見。
教室のお友だちに、ぜひ見せてあげたいとすかさず購入!
野菜の葉っぱを食べさせ、カタツムリを育てて1年が経ち・・
殻のサイズが数cmとびっくりするほど大きくなりました!
今年も教室に持っていくと、みんなとても喜んでくれました。
特に幼稚園児クラスのお友だちはとても関心を持ってくれましたので、カタツムリへの興味を一層深めるために、2つの教材を用意し、次のレッスンで「カタツムリの観察」活動を行いました。
「カタツムリの観察」活動
カタツムリのことが分かりやすく書かれている図鑑を用意しました。
図鑑と実際のカタツムリを見比べながら、理解を深めます。
カタツムリ部位の名称をひらがなで埋めるシートを用意しました。
お手本のシートを見ながら、あいているマスにひらがなを文字スタンプなどで書き込んで、部位の名称を完成させます。
先にカタツムリ図鑑で詳しく観察しているので、部位の名称がすっと頭に入ります。
みなさん、とても積極的に活動を行いました!
興味を持ったことに対して、図書で確認したり、言葉で理解することで、「知識を得る」ことができました。
そして、「学び方」にも触れることができました。
興味が学びの始り
モンテッソーリ教育の日常生活の練習の中に「小動物の世話」という項目があります。
小鳥の世話や金魚の世話があげられています。
子どもは生き物に興味を持ち、よく観察をしたり、お世話を一生懸命してくれます。
教室に小鳥や金魚を持ち込むのは無理でしたが、大きく育ったカタツムリさんのおかげで、「カタツムリの観察」活動を行うことができました。
「出水の小川」での水遊びの時のことです。
ステッラコースのお友達で、はじめは水に入るのを嫌がっていたのですが、水辺の草にとまっているトンボを見つけて、いつの間にか、水の中に入りました。
次は、水の上に浮かぶアメンボを見つけてじっと観察。
ご家庭でも、お子様が興味を持ったことを大切にして、その興味が深まるような活動を援助していただけると、素晴らしいです。
また、子どもは自然や生き物が大好きです。
興味を持って観察する中で、自然のすばらしさや不思議さを味わっったり、たくさんイメージをため込んでいただきたいと思います。