5月21日【土】午後11時放送されたテレビ番組「マツコ会議」。
ゲストは元NHKアナウンサーの久保純子さんでした。
ご主人の勤務にあわせて家族でニューヨークにお住まいです。
モンテッソーリ教育の資格を取得して、入ヨーク幼稚園で教師をつとめる久保さんが、モンテッソーリ教育の特徴を語る中で、活動の様子を示すために、当教室の画像が4枚採用されました。
5分という限られた時間で、ポイントをおさえて本当にわかりやすくモンテッソーリ教育が説明されていました。
その内容をお伝えしたいと思います。
モンテッソーリ教育の特徴は?
久保さんは次のように話されました。
日本ではモンテッソーリ教育を受けた方として藤井聡太さんが有名ですが、その見事な集中力にはビックリさせられます。
この集中力がモンテッソーリ教育の特徴です。
活動は大人がやらせるのではなく、自分で選んで好きなだけやるというのが通常の幼稚園と違うところです。
幼稚園のクラスには、たくさんの教具があります。
子ども達がその中から好きなものを選んで活動。
好きな時間だけ何回でも活動していいのです。
自分の興味ややりたいことにピッタリな活動の出会うと、何回も活動します。
最初はできなくても、繰り返すうちにできるようになります。
「できた!」
満足感や達成感が子どもの中に生まれて、また次のことにチャレンジしようとします。
こうした活動を重ねる中で、集中力が子どもの中からどんどん出てくるのです。
何歳から何歳までにやると影響が一番あるの?
こんなマツコさんからの質問に久保さんはこたえます。
3歳から6歳までが一番大切な時期です。
この時期は、五感の感受性が最も高い敏感期なので、脳と手先がつながって手から入った知識が手と強くつながっている脳に次々に入り、能力が広がっていくのです。
3歳から6歳までが同じクラスになる幼稚園の縦割り制もポイントです。
あることができると、いろいろなことにチャレンジする気持ちがわいてきます。
上の年齢の子が取り組んでいる活動が目に入る、興味がわいて「やりたい!」という意欲が自然に沸いてくるわけです。
集中から生まれる成長のステップ
最後に子どもの成長をひき出すポイントについて話がありました。
子どもは、自分がやってみたいことを思うことを存分にやってみると、
「できた!」
「達成した!」
の気持ちを持ち、幸福感で満たされます。
この満ち足りた気持ちが自信や自己肯定感を生み、次の活動への意欲となります。
このステップが子どもの成長をひき出します。
ポイントをきっちり押さえたとてもわかりやすい説明でした。
マツコさんのタイミングのよい質問や突っ込みも、こちらの興味と理解をぐんと深めてくれました。
久保さんの想い
久保さんはもともと教師を目指していたのですが、お父様が日本テレビにアナウンサーとしてつとめていた影響を受けてアナウンサーの道へ進みました。
NHKでアナウンサーとして大活躍する中、子ども番組の企画も提案するなど教育への情熱は冷めることはありませんでした。
モンテソーリ教育との出会いは知人のお子さんの集中力。
その集中力にビックリした久保さんは、モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園に通っていることを聞いて、モンテッソーリ教育に強く興味を持ちました。
フリー転身後、6年前から家族とニューヨークで生活する中、米国で1年間、モンテッソーリ教育の理論を学び、日本で1年間、モンテッソーリ養育を取り入れた幼稚園で実習をして、モンテッソーリ教師の国際資格を取得されたとのこと。
50歳を迎えて、
「今しかない!」
と念願だった幼稚園の先生になりました。
その向上心と行動力にマツコさんも感心です。
モンテッソーリ教育にたずさわる私たちにとって、本当に励みとなる話でした。
モンテッソーリ教育の紹介の説明資料(動画や画像)の中で、当教室の
- ピンクタワーの活動をしている写真
- 生け花の活動をしている写真
- 数の活動(数の棒と数のカード)の活動をしている写真
- 貼る活動をしている写真
を活用いただきました。
番組の製作にあたり、関連画像をWebで検索して当教室のブログに掲載している写真が目にとまったとのことです。
活動に楽しみながら集中している生徒方の素敵な様子が評価されたのだと思います。
モンテッソーリ教育の良さを再認識できました。
新たな気持ちで、お子様の成長をひき出す環境づくりにつとめていきたいと思います。