フィオーレコース(2歳児)のお友だちは、来年から幼稚園。集団での活動を通して、社会へと大きな一歩を踏み出します。
「自立」と「選択する力」が育っていると、幼稚園で自信を持って活動できるようになります。
入園を決めたお母様からのうれしいお声
入園を希望していた幼稚園の面接に行ってきました。
面接だけかと思っていたら、試験も続いて行うというのです。
想定外でびっくりしたのですが、とにかく試験に臨みました。
指定されたいくつかの項目を、先生の見ている前で行うようにとのこと。
どうなることかとはらはらでしたが、
子どもは、自分のペースで活動できたようでした。
合格発表では、うちの子の番号があってほっとしたのですが‥
前後の番号が、何個も飛んでいたんです。
それほど人気のある幼稚園だとは知らず、びっくりしました。
ありがとうございました。
また、フィオーレコースの他のお母様からこんなお声もいただきました。
入園の準備で、幼稚園に行ってきました。
先生との面談があったのですが、
子どもがきちんと対応することができて、びっくりしました。
皆さん、良かったですね。
お母様のうれしい笑顔が何よりです。
伸ばしておきたい2つの力
幼稚園は、小学校から大学までの本格的な教育のスタート地点。
幼稚園によりいろいろな教育方針がありますが、共通して育む必要があるのは、
集団の中で過ごし、活動する力をつけることです。
そこで次のような基本的な能力が0~3歳の間でどの程度育っているかが大切です。
- 人の話を理解して、自分で行動できる
- 自主的に考え、行動できる
- まわりのお友だちと協調して、行動できる
フィオーレコースのお友だちは、母子分離をしてお仕事やリトミックに取り組みながら、二つの力を自分で育んできました。
①自立する力
幼児にとっての「自立」とは、自分の意思で自分の体を自由に動かすことができるようになることです。
お母様のサポートがない中、自分の体をコントロールしながら動かさないといけません。
日常生活の練習やリトミックに、一人で本当にがんばって取り組みました。
そして、自分の思ったとおりに、自分の体をしっかりと動かせるようになりましたね。
②選択する力
体を動かすことができるようになると、
何のために体を動かすのか
体をどの順番で動かすのか
決めなければいけません。
決めるということは、いろいろな可能性の中から選ぶことです。
目的や行動の順番を明確にすることで、しっかりとした意思を持って、自分の体を動かすことができるのです。
モンテッソーリ活動では、自分でやりたいお仕事を決めて、選ぶようことができるようになりました。
リトミックでは、体を動かして表現をするのに、自分の気持ちや印象を整理して選ぶことができるようになりました。
そして、目的や行動の順番を確認しようと、私たち先生の話を集中して聴くことが自然にできるようになっています。
年度後半になり、自分に余裕ができることで、自然にまわりのお友だちとコミュニケーションすることができています。
「自立する力」と「選択する力」を育むことで、幼稚園に入るために必要な能力がしっかり育ちます。
ご家庭で取り組めること
ご家庭でこういった能力を育むために、次のようなことを意識されてはいかがでしょうか。
①自分の身支度、掃除や料理など日常生活の練習を行う
それぞれの活動は目的や行動の順番が明確です。
そして、お母様がお子様にきちんとさし示すことができます。
②お子様の行動を見守る
子どもと大人はペースが違います。
お子様のペースに合わせて、行動したり選んだりするのを待ってあげて下さい。
時間があると、お子様はじっくり考えて選ぶことができます。
③お母様が余裕を持つ
お子様はお母様の気分を敏感に察知します。
お母様に余裕があると、お子様は安心していろいろなことに前向きに取り組むことができます。
忙しい日常の中、これが一番難しいですね。
でも、一番大切。
余裕を持つと、①や②も自然にできます。
お母様の心のゆとりを確保するために、どうぞ、お父様のご理解とサポートをお願いいたします。
フィオーレ(2歳児)のお友だちへ
あと数か月で、幼稚園という新しい環境の中で活動されるのですね。
楽しく活動し、すくすくと成長されることと思います。
お友だちみんなが
「幸せな大人になる」
ために、私たちはずっとずっと応援し続けます。