みかんでクッキング!

幼稚園児クラスのモンテッソーリの日常生活の活動で、みかんを使った本格的なゼリーをみんなで作りました。
幼稚園児が作った本格的なみかんゼリー

新しい年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。2019年最初のレッスンで、クッキングに取り組みました。浜松の夫の実家から冬に届くみかんを使って、フィオーレコース(母子分離2才児)はみかんジュース。幼稚園児クラスはみかんゼリーづくりです。子どもは日常生活の活動が大好き。お父様やお母様と同じことがしたいのです。自分でつくった新鮮なジュースやゼリーは格別。美味しくいただきました。

 

みかんジュース

フィオーレコース(母子分離2才児)のモンテッソーリの日常生活の練習で、みかんをレモン絞り器を使って絞り、みかんジュースを作りました。
フィオーレコース(母子分離2才児)は、みかんを絞ってジュース作り

フィオーレコース(母子分離2才児)は、みかんジュースつくりを行いました。

  • あらかじめ、みかんを半分に切っておく
  • ウェットティッシュで手を拭く
  • レモン絞り器で、半分に切ったみかんを絞る
  • 絞ったみかんの果汁をグラスに注ぐ

これでみかんジュースの完成です。

グラスに入ったみかんジュースを運んで、机で頂きます。

果汁100%で新鮮なみかんジュースは、甘酸っぱくて自然ぞのもの。

一気に飲んでしまうお友だちや、ゆっくり少しずつ飲むお友達。

いただき方も個性が出ます。

「おいしい?」

「おいしい!」

と満足そうにうなずいてくれました。

みかんをしっかり握ってレモン絞り器に押し付けることで果汁が出ます。

  • 握る
  • 押す
  • まわす

という複雑な手の動作の調整が必要なハイレベルの活動。

みんな、集中してやりきりました。

 

みかんゼリー

幼稚園児クラスのモンテッソーリの日常生活の活動で、みかんを使ったゼリー作りに挑戦。包丁や計量器、泡立て器などいろいろn調理器具を使いました。
幼稚園児は本格的なみかんゼリー作りに挑戦

幼稚園児クラスは、みかんゼリーを作りました。

レシピは次のとおりです。

本格的なゼリーができますので、是非お試しください。

 

「みかんゼリーレシピ(10人分)」   

材料

  • みかん5こ(300ミリリットル)、
  • 砂糖45グラム
  • アガー16グラム、
  • 水500ミリリットル

作り方

  1. みかんを絞る  
  2. 砂糖、アガー、水を計る
  3. 砂糖とアガーをかわいた器の中で混ぜる
  4. 鍋に水を入れ、3の粉を少しずつかき混ぜながら入れる
  5. 4を火にかけ、かき混ぜながら溶かし、沸騰後さらに1~2分火にかけて溶かす
  6. 絞ったみかん果汁300ミリリットルを入れてかき混ぜる
  7. 器に入れる
  8. 氷水につけて荒熱をとり、冷蔵庫で40分程固めて出来上がり

包丁でみかんに切り込みを入れるところは先生に手伝っていただき、包丁を入れて最後まで切りました。

片方の手でみかんを抑えながら、片方の手で包丁を使う難しい活動。

手を切らないように気をつけながら、集中して切りました。

アガーや砂糖、水の量の調整には、計量器の数字をきちんと確認することが必要です。

一人100ミリリットルの水を5人分あわせて、500ミリリットルになるなど、数量に関する経験もできました。

作り方を読み進めながら、順番にひとつひとつの動作を正確に行う体験ができました。

リトミックをしている間に冷蔵庫で冷やして、みかんゼリーが完成。

 

レッスンの最後にみんなで頂きました。

「私、みかん大好き」

「家でまた作りたい」

「あまり、甘くないね」

話もはずみ、盛り上がりました。

 

運動の敏感期にこたえる日常生活の活動

母子分離の2才児がモンテッソーリの日常生活の活動で、手を上手に使ってみかんを絞っています。
上手にみかんを絞る2才児

幼児期の敏感期のひとつに、「運動(正確な動き方)」があります。

人間の活動に必要な動きを理解・吸収して、完璧に動きたいという強い衝動を持っているのです、

では、運動を学ぶために、体操が必要でしょうか?

  • 必要な動きが全て含まれた日常生活の練習が、子どもに必要な体操

モンテッソーリはこう考え、日常生活の活動を重視。

具体的に、次の4つの種類をあげています。

  • マナーや振る舞い‥あいさつ、イスの座り方や立ち方、食べ方など
  • 自分の身支度‥着る、脱ぐ、衣服や靴の手入れ、手を洗う、持ち物の出し入れなど
  • 周りへの配慮‥ドアやカーテンの開閉、掃除、花をいける、食事の準備など
  • 基本的動作‥ひっぱる、おす、しぼる、はさむ、投げる、回す、歩く、走るなど

子どもは大人のすることをよく見ていて、大人と同じことをしたい気持ちがいっぱいで、日常生活の活動が大好きです。

 

日常生活の活動を行う際は、活動を要素に分解し、

  • 正確さ
  • 精密さ
  • 順序

を持って、お子様に示すことが大切。

お子様の理解が深まり、しっかり身につきます。

是非、家庭でもお子様が日常生活の活動に積極的に参加できる環境をつくっていただければと思います。

お子様の運動能力が高まるだけでなく、家族とのコミュニケーションも深まります。

家族でクッキング!

どうぞ、お試しくださいませ。