落ち葉を使って、絵画製作やリトミックを行いました。
絵画製作活動に、お母様といっしょに自分で拾った落ち葉を使いました。
落ち葉の色や形の違いを楽しみながら、季節の変化を感じることができました。
京都御苑の紅葉が鮮やかです
京都御苑に久しぶりに訪れると、ケヤキにイチョウ、モミジやサクラなど色とりどりに紅葉しています。
夏は太陽の日差しの中、緑の葉がつくる木陰で水遊びをしました。
今は、ひんやりとした空気の中、木々の鮮やかな色に包まれています。
紅葉する落葉樹は、秋に入って気温が下がると、葉への栄養分の供給がストップ。
葉緑素が壊れて、葉の持っている赤や黄色の色素が浮き出ることで色づくのですね。
葉の持つ栄養素の違いで、樹木によって葉の色が変わるのだそうです。
また、落葉樹の種類の豊富さと寒暖の大きな差で美しい紅葉が生まれるようです。
本当にきれいですね。
落ち葉でコラージュ
フィオーレコースのお友だちは、落ち葉で絵画を製作。
お母様といっしょに色や形の違う落ち葉を拾い集め、雑誌や新聞紙にはさんで水分を取ってから、教室に持ってきていただきました。
モンテッソーリの活動時間に、落ち葉を使ったコラージュをみんなで行いました。
クリスマスツリーをイメージした二等辺三角形の台紙に、自分で集めた落ち葉をノリで貼ります。
違った色や形の落ち葉に上手にノリをつけて、好きな位置に貼りながら、自分だけの素敵なクリスマスツリーができました。
落ち葉にノリをうまく塗ることができるか心配でしたが、お友だちはどの葉っぱにしようか選び場がら集中して活動できました。
落ち葉でリトミック
11月は、リトミックの時間も落ち葉を使った活動。
いろいろな活動ができるように、造花の落ち葉を用意しました。
最初は、落ち葉落とし。
お友だちは、「1まい、2まい、3まい」と数えながら3枚ずつ落ち葉を取ります。
先生が鳴らすトライアングルの音に合わせて、1枚ずつ落ち葉を床に落とします。
1枚1枚、ひらひらと落ちる様子を楽しみました。
続いて、落ち葉を使った歩行活動。
落ち葉を手の平や頭に乗せて落とさないように静かに歩きます。
手や足の動きを上手に調節しながら、落とさずに歩くことができました。
最後は落ち葉の舞い。
床に落ち葉を広げます。
ピアノのグリッサンドの音が鳴ったら、落ち葉を両手でいっぱい集めて、勢いよく上に放り投げます。
たくさんの落ち葉がひらひら舞うのはきれいですね。
全身を使った動きと、落ち葉が空中を広がるダイナミックな印象を楽しみました。
季節の変化を楽しむ
モンテッソーリは、「日常生活の練習」という活動で、
- 運動の敏感期に合わせて運動能力を養う
ということと合わせて
- 子どもがそれぞれの国の文化を継承し発展させる
点も強く意識されていました。
- 季節の変化の中に美しさを見つける
- 季節の変化を楽しみながら暮らす
私たちの文化にはこうした特徴があるのではないかと思います。
環境を味わうことで、環境を肯定的に感じることができます。
そして、その環境を楽しんでいる自分を肯定的に感じることができるのではないでしょうか。
どうぞ、お子様とごいっしょに紅葉をお楽しみくださいませ。