10月31日は、ハロウィンの日。
もともとは、大晦日にやってくる先祖の霊についてきた悪霊を驚かせて追い払おうと仮面や仮装をしたり、火をたいたりした祭りごとでした。
かぼちゃをくりぬいたジャック・オーランタンの飾りや、魔女やお化けに仮装した子どもが「トリック・オア・トリート」と声を出しながら、近隣の家を訪問してお菓子をもらうなど、すっかり楽しい年中行事になっていますね。
教室でも、毎年10月にお菓子の製作やハロウィンにちなんだリトミックで、ハロウィンを楽しんでいます。
今年は、リトミックでいろいろなゲームや遊びを加えて、盛り上がりました。
お菓子の製作
各クラスの10月最終レッスンで、ハロウィンにちなんだリトミックを行い、お菓子を渡します。
それまでの個別活動で、お菓子の製作を行っていただきました。
2歳児までは、お菓子を入れるかぼちゃのバッグ。
3歳児から幼稚園児は、キャンディ・レイの製作を行いました。
かぼちゃのバッグ製作
ピッコロ・ステッラコース(0~2歳)は、お母さまといっしょにかぼちゃのバッグを製作。
かぼちゃの形に切った紙を合わせ、持ち手を付けた土台に、お友だちが、筆にのりをつけて、目、鼻、口を貼って、素敵なジャック・オーランタンのバッグができました。
中には、無添加のゼリーが入ります。
キャンディ・レイの製作
飴とラムネを透明の長い袋に交互に入れて、一つずつの端をモールやリボンを使って作ります。
フィオーレコースの3歳児は、モールをひねってくくります。
幼稚園児クラスの年少児は、リボンを丸結びしてくくります。
年中・年長児は、リボンを蝶々結びしてくくります。
丸結びや蝶々結びは難易度の高い活動です。
結び方の練習ができるキットを一人一人に渡して、家でも練習してきてもらいました。
リトミックでハロウィン
ハロウィンにちなんだいろいろな遊びをしました。
締めくくりはピアノとパネルシアターを使ったトリック・オア・トリート。
お菓子をもらって、お友だちはみんな大満足です。
絵本でかぼちゃに変身
ピッコロ・ステッラ(0~2歳)とフィオーレ(2歳児)のお友だちは、「ハッピーハロウィン」の絵本を楽しみました。
家をノックすると、おばけ、オオカミ男、ドラキュラとハロウィンのキャラクターが次々に登場。
最後に登場した魔女が、こう言います。
「このお面をつけておくれ」
お友だちは絵本に書かれたお面をかぶって、ジャック・オーランタンに変身!
楽しいですね。
スカーフでおばけに変身
フィオーレ(2歳児)のお友だちは、スカーフを使った活動を行いました。
怪しいピアノの音に合わせて、スカーフをかぶりながらユラユラ歩きます。
「誰だろう?」
「怖いね~」
「おばけかな?」
ジャーンと鳴ったピアノに合わせてスカーフを一斉にとります。
「わー、お友だちだったね」
「よかった」
ピアノに合わせながら、上手に表現できましたね。
風船遊び
幼稚園児クラスは風船を使ったゲームです。
みんなで輪になって座ります。
スタートのお友だちが風船を持ちます。
ピアノの4拍子のリズムにあわせて1・2・3・4を唱えて…
1で次の人に渡します。
1・2・3・4
1‼
ピアノの音が止まりました。
そのときに風船を持っていたお友だちは罰ゲーム。
お友だちの輪の外をかけっこで1周!
風船を2つに増やして~ハラハラドキドキしながら風船を回しました。
罰ゲームのかけっこも元気いっぱいでした。
トリック・オア・トリート
♪トリック・オア・トリート トリック・オア・トリート♪
♪お菓子をくれなきゃ いたずらするぞ♪
歌いながら練り歩き、パネルシアターのいろいろなお家を訪れます。
最初はリスさん。
どんぐりをくれました。
次はウサギさん。
ニンジンをくれました。
続いてぞうさん。
リンゴとサツマイモをくれました。
歌いながら練り歩いて次のお家に。
ノックをしてみんなで声をそろえます。
「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」
そこは先生のおうちでした。
「お菓子をあげるからいたずらしないでね」
みんなのつくったお菓子が出てきました。
お菓子を手に入れることができてよかったね。
おうちで楽しく食べてね。
楽しさが学びのポイント
「トリック・オア・トリート トリック・オア・トリート」
今まではかけ声でしたが、今年は音程とリズムをつけて2拍子の歌にしました。
ピッコロ・ステッラ(0~2歳)、フィオーレ(2歳児)のお友だちは、「スン・ター」と裏打ちで手拍子をしながら、練り歩きました。
幼稚園児クラスでは、年少のお友だちがスティックを使って「ター・スン」と表拍で鳴らし、年中・年長のお友だちが、裏拍で「スン・タッカ」とカスタネットを鳴らします。
「ター・タッカ ター・タッカ」
二つのリズムが合わさって、新しいリズムが生まれました。
楽しく弾んだリズムに乗って、軽快に練り歩くことができました。
難しいことを理解することは大変ですが、楽しかったら、遊びの感覚でスッと入ります。
「プレイフルラーニング(遊ぶ感覚で学ぶ)」という言葉がありますが、まさしくその通りだと思います。
- 手の調整活動
- 一定のリズム、複雑なリズムをキープ
- みんなと協調した動きや表現
こういった難易度の高い活動が、楽しむ中で自然にできました。
本当に素晴らしいです。
「ワクワク・ドキドキ 楽しい!」
を目指して、活動を充実させていきたいと思います。