夏祭り 楽しい遊びや和太鼓を体験

幼児教室の夏祭りで太鼓体験。1歳児がいろいろな和太鼓を叩いて、音が出るのを楽しんでいます。
バチで和太鼓を鳴らす1歳児

7月から8月にかけて、盆踊りや地蔵盆などお子様に楽しい催しが、地域で開催されています。

バンビーニクレアーレでは、8月の第4週に各曜日の午前クラス、午後クラスが合同で夏祭りを開催。

前半では、小さなお子様が楽しめるようにアレンジした金魚すくいや輪投げなどの遊びや風鈴づくりを楽しみました。

後半は本物和太鼓を用意。

歌遊びの後、篠笛の祭囃子に合わせて、ひとりひとりが太鼓を鳴らしました。

締めくくりはドラエもん音頭。

ご父兄の皆様にも参加いただき、太鼓に合わせて踊りました。

遊びに歌、楽器(太鼓)、踊り。幼児期の大切な活動がぎゅっと詰まった夏祭りを、楽しく体験しました。

今回は、ピッコロ・ステッラコース(0~2歳)の夏祭りの模様をご報告させていただきます。

 

いろいろな遊びに挑戦

祭りにちなんだ遊びとして、輪投げ、金魚すくい、魚つり。

また、全身を使って楽しむ像さんのトンネルや風鈴の製作活動も用意しました。

前半の1時間で、お母様といっしょにいろいろな活動を選んで楽しみました。

 

金魚すくい

夏祭りの個別活動の金魚すくいコーナーで、生徒が網を使って、模型の金魚やあひるを上手にすくっています。
水に浮かんだ金魚やあひるをあみで上手にすくっています

水を張った水槽を4つ用意しました。

中に浮かんだ樹脂でできた浮き金魚や可愛いアヒルの人形をあみですくって、かごに入れます。

  • あみを片手で持つ
  • 水に水平にくぐらせて金魚をすくう
  • あみからかごにあけ移す

日ごろのモンテッソーリの個別活動で、あけ移しの活動に取り組んでいるので、とても上手です。

みんな、きちんとルールを守って、楽しく金魚すくい。

水もひんやりと気持ちよく大人気のコーナーとなりました。

 

輪投げ

夏祭りの輪投げコーナーで1歳児が輪投げを楽しんでいます。ピンに近づいて、輪を入れたり、工夫して、輪投げをしています。
色水の入ったペットボトルに同じ色の輪を入れます

色水を入れたペットボトル3つにと輪が3つ。赤、青、黄色の3組を用意。

50cmと1m離れた位置にそれぞれマーキングして、2つの投げる位置を設けました。

ピッコロ・ステッラのお友だちは、どこから投げても構いません。

  • 輪をつかむ
  • 輪をボトルに落とす

これを繰り返します。

上手なお友だちは、少し離れたところから、ピュンと輪を投げます。

ボトルに入らなくても、輪が飛ぶのが楽しくて、どんどん投げます。

ぐっと近づいて、輪を入れるお友だちもいます。これもOK。

入ると

「ヤッタ、ヤッター!」

テンションがあがります。

シンプルだけど、楽しい遊びですね。

 

魚釣り

夏祭りの遊びで、1歳児がお母さんといっしょに魚釣りに挑戦。たこを上手に釣りました。
たこゲット!

大きなプールに、プラスチックのコップで作ったたこやカニ、カメがたくさん入っています。お魚の頭にクリップがついていて、先に磁石のついた釣竿で、釣り上げます。

  • 釣竿を片手で持つ
  • 釣竿を動かして、先の磁石を魚の頭に当てる
  • カチッとついたら落ちないように釣り上げて、かごに入れる

いろいろな微細運動が複合した難易度の高い遊びですが、1歳児後半のお友だちは、慣れてきたらどんどん釣り上げます。

かごがいっぱいになったら、お魚をプールに戻して、また挑戦。

上手に釣竿を使うと磁石と磁石がついて、釣り上げる感触が楽しく、こちらも人気のコーナーです。

 

象さんのトンネル遊び

夏祭りの遊びの中の象さんのトンネル遊びを、0歳児や1歳児が全身を使って楽しんでいます。
長いトンネルをよつばいで移動してお鼻の先に到着

階段を渡った後、大きな象さんの中に入って、長い鼻を通り抜けます。

全身を使って楽しく遊びます。

  • 階段を上がり下がりする
  • よつばいになって、入り口から象さんの中に入る
  • 長い鼻の中をよつばいになって移動し、鼻の先から出る

出てくるときの笑顔いっぱいの表情に、鼻の先で待っていたお母様もにっこり。

一方通行のはずが、鼻の中を逆走してしまい、後ろからやってきたお友だちとクロスして、象さんのお鼻がもぞもぞ。

「だいじょーぶ?」

「こっち、こっち」

とお母様のお声がけに、鼻の先から出てきて、」にっこり。

全身をしっかり使って、楽しく遊びました。

 

 

風鈴の制作

夏祭りの遊びで風鈴の制作も行いました。紙コップに切れ目を入れて折り曲げ、羽根をつくると、風でクルクル回ります。
紙コップを使ったクルクル回る風鈴作り

各コーナーの遊びがひと段落したら、お母様といっしょに風鈴作りです。

  • 紙コップにハサミで切れ目を数箇所入れ、斜めに折り曲げて、羽根をつくる
  • いろいろな模様の丸く切った紙を何枚か選んで、紙コップにのりで貼る
  • 紙コップの底に開けた穴からモールを通して、底側から出ている部分を輪にする
  • コップの内側の先のモールに鈴と自分の名前が書かれた短冊をつける
  • 底側の輪に吊るすひもを付けて完成

 

 

夏祭りの遊びで制作した風鈴をエアコンの前に飾りました。エアコンの風でクルクル回り、生徒は大喜びです。
出来上がった風鈴がエアコンの風でクルクル回転

出来上がった風鈴をエアコンの前に吊るしました。

「あ、回った!」

エアコンの風でくるくる回る風鈴にお友達のうれしい声が上がります。

好きな色の紙コップやモール、好きな模様の丸紙を組み合わせることで、自分だけの風鈴ができます。

実際に動くところを見るとうれしくなります。

手を動かすだけでなく、完成品に愛着を持つところが手作りの良さですね。

 

歌遊びと和太鼓で日本の楽しい音楽を体験

お茶やトイレで休憩したあと、いろいろな歌遊びをみんなで楽しみました。

また、本物の和太鼓を自分でたたき、和太鼓に合わせてドラエもん音頭。

夏にちなんだ和の音楽を存分に味わいました。

 

みんなで手遊び歌

野菜の歌をみんなで歌いました。パネルに登場する野菜に合わせて動作を買える手遊びを行いました。
登場する野菜に合わせた手遊びが楽しい「野菜の歌」

お友だちの大好きな「野菜の歌」からスタートです。

歌詞を3番まで、パネルシアターに合わせて、手遊びをしながら楽しく歌いました。

 

続いては、「ほたるこい」

7月、8月のレッスンでは、歌で輪唱を楽しみましたが、今回は趣向を変え、ピアノと篠笛で伴奏。歌と篠笛で輪唱しました。

お祭りや日本の伝統芸能で使われる篠笛。和の響きを味わことができました。

 

3曲目は、「げんこつやまのたぬきさん」

先生とじゃんけんをして、勝ったり負けたり。

楽しい歌詞と、ユーモラスな手遊びに心がなごみます。

 

最後は、「丸竹夷の唄」

丸太町通から十条通まで東西に伸びる通り名を歌詞にした京のわらべ歌。

私たちの子供は、小学校で習いました。

小さなお子様にもなじみやすいシンプルな音階とリズムで通りの名前が楽しく覚えられます。

初めての方もおられましたが、京都の代表的なわらべ歌を味わっていただきました。

 

和太鼓体験

1歳児が和太鼓を体験。バチで太鼓をたたきくと大きな音が出るのが楽しい様子です。
たたくと大きな音が出るよ!

さあ、待ちに待った和太鼓体験です。

8月最初のレッスンで、和太鼓に触れていただきましたが、お友だちはいっぺんで太鼓が好きになりました。

今日は、大太鼓、平太鼓、締め太鼓の3つを用意して、3人ずつ篠笛に合わせて叩きます。

篠笛の祭囃子が鳴りました。

両手に持ったバチが自然に動き出し、太鼓をたたき、音が出ます。

思い思いのリズムやたたき方ですが、たたいているうちに自然に祭囃子と合ってきます。

合うと、楽しくなり、太鼓からでる音もにぎやかになります。

3つの太鼓と篠笛で、祭りさながらのサウンドです。

一節ごとに交代し、全員が太鼓を披露。

小さいお子様はお母様といっしょにたたき、みんなで太鼓を楽しみました。

 

和太鼓といっしょドラエもん音頭

締めくくりにドラエもん音頭をCDと太鼓にあわせて、お母様といっしょに楽しく踊りました。
太鼓に合わせてみんなでドラエもん音頭

締めくくりは踊れどれドラドラエもん音頭。最新バージョンです。

CDの音に、和太鼓が加わって盛り上げます。

お母様も参加して大きな輪を作り、みんなで楽しく踊りました。

 

お子様の音楽性を引き出す和太鼓体験

10ヶ月の生徒がバチを握って太鼓を一生懸命叩こうといしています。子どもの中に、リズムに対する強い興味や音楽性が培われていることがわかります。
お母様といっしょに和太鼓をたたく10ヶ月のお友だち

当初は、8月のレッスンで和太鼓に触れる機会を設けていました。

  • 盆踊りや地蔵盆などの行事が行われる地域もありますが、そういった行事にお子様が参加する機会が減っている
  • 小さなお子様でも安心して参加できる祭りにちなんだ遊びが少ない

こういったことで、お店感覚でいろいろなゲームを楽しみ、和太鼓を体験していただこうと、夏祭りを開催するようになりました。

  • お子様の成長に合わせた粗大運動や微細運動を意識したゲーム
  • 自分で和太鼓を鳴らす楽しさ

に注意して夏祭りを企画しています。

 

木の胴を触ったり、皮を手でたたいたりと、子どもたちは和太鼓が大好きです。

昨年までは、バチで太鼓を叩き、音を出す体験でした。

今年は、思い切って、篠笛に合わせて太鼓を叩く体験にチャレンジしました。

するとどうでしょう。

演奏に合わせて、子どもが自然にリズムを刻み始めました。

本当にびっくりしました。

  • 子どもは、体にリズムを持っている。

それを表現したくて、たたけばドンと音がでる太鼓に自然に興味を持つのですね。

  • 生の演奏が、子どものリズムを引き出す

篠笛の演奏を、見て、聞いて、しっかり感じることができました。

感じることができれば、生まれるリズムは自然に寄り添います。

  • 音楽はコミュニケーション

なのですね。

音楽の成り立ちや、子どもの持つ力、可能性について再認識する素敵な機会をお子様から頂きました。。

わらべ歌、手遊び歌をつかった遊びやお祭りなどの行事は、子どもの力を引き出す大切な機会。

もっともっと楽しんでいただけるように、来年もレベルアップした企画で夏祭りを行いたいと思います。