3月は1年間の活動の締めくくりの月です。
幼稚園児クラスは、スケーターズワルツに合わせたリトミックを保護者様の前で発表。
今までの活動内容を盛り込んだたくさんの動きを見事に披露することができました。
子どもたちの楽しく満足そうな顔と保護者様の温かい拍手で、1年間を終えることができました。
1年間、レッスンに通ってくださって本当にありがとうございました。
お子様はまぶしいぐらいにぐんぐん成長されました。
選曲は思い切ってスケーターズワルツ
幼稚園児クラスでは、リトミックの1年間の活動の仕上げとして、3月の最終レッスン日に保護者様の前で発表することにしています。
ディズニーなど子どもたちに馴染みがあり、楽しい曲を選んで、振り付けをしてきましたが、今年度は、
- 動きや振り付けをつなげて表現に統一感を持たせたい
- 上質な音楽に馴染んでほしい
ひと味違った発表を目指して、まずは選曲。
楽譜をみたり、ネットをチェックするなど1週間。
上質で優雅な曲の「スケーターズワルツ」にたどり着きました。
リトミック担当の谷先生とさっそく検討。
- 曲が長く、テンポも速い部分がある
- 子どもができそうな振り付けで音楽に馴染むのか
気がかりな点が出てきました。
ウーン‥
ネットでスケーターズワルツについて検索していると、浅田真央さんがスケーターズワルツでフィギュアスケートをしている動画を見つけました。
曲の部分を使って、3分弱と手頃な時間におさめています。
優雅でなめらかな動きが本当に素敵。
これでイメージができました。
今年度は、思いきってスケーターズワルツで発表です。
レッスンで動きの練習を重ねました
子どもたちに曲に馴染んでもらうとともにイメージをつかんでもらおうと、プロジェクターを使って、浅田真央さんが音楽に合わせてすべる動画を見てもらいました。
「きれい!」
子どもたちは、真央さんに見入っています。
手応えあり!
良かったです。
動きの流れを大まかに決めて、レッスンで子どもたちに動いてもらいながら詰めていきます。
手の動きが微妙です。
そこで、スカーフを持ってもらいました。
- 丸めて上に投げる
- 片手で振りながらステップ
- 両手で持ってスイング
子どもたちは、色鮮やかで広がりのあるスカーフが大好きです。
動きや子どもの表情が生き生きとしてきました。
石丸由里先生のリトミック研修で教えていただいた楽しい二人ずつの動きも加えました。
二人並んで、腕がクロスするようにて右手と右手、左手と左手を握ります。
その状態で前方にステップ。
そのあと、反対向けにのステップ!
あら不思議。
手を組み変えなくても、同じようにして二人でステップできるのです。
「面白い」
子どもたちに喜んでいただきました。
動きが決まりました。
毎回のリトミックに組み入れて、練習を重ねました。
さあ、発表
幼稚園児の金曜日クラスでは、3月15日(金)がレッスンの最終日。
モンテッソーリの個別活動とリトミックを保護者の皆様にご見学いただきました。
リトミックの最後に、いよいよスケーターズワルツの発表です。
- 音楽の始まりでスカーフを丸めて上にポン、きれいな色が宙に広がります。
- スカーフを片手に持ってくるくる回転
- 二人組で手をクロスに組んでステップ、途中で反対まわり。
- 手を離して、そのままの体型でかけ走りしながら手拍子。
- スカーフを両手で持って、左右に振って回す。
- 一列に並んで手を上げながら前に進んだあと、手を下げながら後ろに下がる。
- スカーフを右手に持って、高く上げながら円を作って走る。
- フィナーレでスカーフを丸めて宙に投げ、キャッチ。
- はい、ポーズ。
保護者の皆様から温かい拍手をいただきました。
子どもたちは満足そうです。
今まで学んできたリトミックの活動をつなげて、音楽に合わせて表現。
もりだくさんで大変でしたが、みんなやり遂げました。
素敵な音楽と子どもたちの素直な所作や生き生きとした表情は本当に素晴らしく、1年の締めくくりにふさわしい活動、そして発表ができました。
音楽の楽しさ、表現する喜びを心と身体に刻んでくれたことでしょう。
お母様からこんなコメントを頂きました。
「一度も教室に通うのが嫌だといいませんでした。」
ありがとうございます。
レッスンを本当に楽しんでくれたのですね。
私たちも、子どもたちからたくさん学ばせていただきました。
来年度もリトミックのレッスンを一層充実させて、子どもたちの生き生きとした姿を引き出していきたいと思います。