1歳の「自分で!」が始まったら|自立の芽を育てる関わり方と環境づくり
1歳を過ぎる頃から、子どもたちは少しずつ世界を自分の力で広げようとし始めます。
- 歩けるようになる。
- 手を使ってできることが増える。
- 大人の真似をしたくなる。
そして同時に、
「じぶんで!」
という気持ちも大きく育ち始めます。
- スプーンを持ちたがる。
- 靴を履こうとする。
- 服を着ようとする。
- 掃除や片付けを真似してみる。
うまくできなくても、何度も挑戦しようとする姿があります。
忙しい毎日の中では、つい「やってあげた方が早い」と思うこともあります。しかし、この「自分でやりたい」という気持ちは、子どもが自立へ向かう大切な成長のサインです。
今回は、1歳頃に見られる「自分で!」の姿と、その育ちを支える関わり方についてお伝えします。
「自分でやりたい」は、わがままではなく成長の証

- 食べ物がこぼれる。
- 服がうまく着られない。
大人から見ると「まだ難しいかな」と思うことでも、子どもは何度でも挑戦します。
それは、この時期の子どもが「できるようになりたい」という強い意欲を持っているからです。
モンテッソーリ教育では、子どもは本来、自分で成長しようとする力を持っていると考えます。
そのため、大人の役割は「教えること」よりも、「自分でできる環境を整えること」にあります。
- 少し待つ。
- 少し見守る。
その時間の中で、子どもは自分なりに考え、試し、学んでいます。
教室で見られる子どもたちの姿
京都市のバンビーニクレアーレでは、0・1歳児クラスで日々たくさんの「自分で!」に出会います。
ある1歳のお子さんは、毎回教室に来ると花を活ける活動に向かいます。
最初は花を一本入れるだけでした。
それが少しずつ、
- 好きな花を選ぶ
- 両手で丁寧に持つ
- 花瓶にそっと入れる
という姿へと変わっていきました。
また別のお子さんは、活動が終わると教具を元の場所へ戻そうとします。
なかなか元の位置に入らず、何度も置き直すこともあります。
それでも諦めずに繰り返しています。
使ったものを元へ戻す。
そんな小さな経験の積み重ねが、秩序感や集中力につながっていきます。

教室での経験が、家庭での姿につながることも
2歳児クラスの保護者の方からは、
「自発的に片づけをすることが増えました」
というお声をいただいています。
また別の方からは、
「通い始めてから細かいことによく気づくようになりました。電気を消したり、扉を閉めたり、教えていないことができるようになって驚いています」
というお話もありました。
子どもたちは、大人が思う以上によく見ています。
そして、環境の中からたくさんのことを吸収しています。
保護者の方が気づいた「待つこと」の大切さ
子どもが何かをしようとしているとき、大人はつい手伝いたくなります。
しかし、少し待ってみると、自分で考え、自分でやろうとする姿に出会うことがあります。
保護者の方からも、
「少し待つことで、子どもが自分で考えて行動することに気づきました」
というお声をいただいています。
また、
「『ママやって』ではなく、『手伝ってくれる?』『教えてくれる?』と言うようになりました」
という変化を感じられた方もおられました。
自分でやろうとすること。
そして必要なときに助けを求めること。
どちらも大切な自立への一歩です。
家庭でできる3つの関わり方
① 少しだけ待ってみる
すぐに手を出すのではなく、まず見守ってみましょう。
その時間の中で、子どもは考え、試し、工夫しています。
② 「できた」より「やってみた」を認める
「できたね」だけでなく、
- 「やってみたね」
- 「頑張ったね」
という言葉も大切です。
結果よりも挑戦している姿を認めることで、意欲が育ちます。
③ 自分でできる環境を整える
- 靴を手の届く場所に置く。
- 着替えを取り出しやすくする。
- 片付ける場所を決める。
そんな小さな工夫が、「自分でできた」という経験につながります。
こんな姿が見られたら、自立の芽が育っているサインです
□ 自分で持とうとする
□ 自分でやろうとする
□ 大人の真似をしたがる
□ 「できた!」を伝えようとする
□ 失敗してももう一度やろうとする
こうした姿は、将来の学びや生活の土台につながる大切な成長の一歩です。

おわりに
1歳頃の「自分で!」は、わがままではありません。
子どもが自分の力で世界と関わろうとしている成長の証です。
時間がかかることもあります。
遠回りに見えることもあります。
それでも、その一つひとつの挑戦が、自立する力や考える力、やり抜く力を育てていきます。
バンビーニクレアーレでは、モンテッソーリ教育とリトミックを通して、子どもたち一人ひとりの「自分でやりたい」という気持ちを大切に見守っています。
もし、
「うちの子にもこんな姿があるな」
と感じられたら、ぜひ一度教室の様子をご覧ください。
京都市で0・1歳の習いごとや幼児教室をお探しの方にとって、お子さまの育ちを見つめるきっかけになれば嬉しく思います。
