両手でまるめて感じる秋 ― お月見団子づくりを通して | 9月の活動まとめ

幼稚園児クラス 月見団子の生地を練っています
幼稚園児クラス 生地を練っています

先月は「中秋の名月」にちなんで、発達段階に合わせたお月見活動を行いました。

季節の催事にちなんだ活動を取り入れることで、子どもたちが興味を持てるテーマのもと、一斉活動の機会をつくり、行事や文化への親しみを育んでいます。

 

また、ご家庭でも日本の伝統や季節の移ろいを感じていただけるよう、保護者の皆様と一緒に楽しめる内容を心がけています。

 

今回も、親子で笑顔の絶えない、なごやかな時間となりました。

 

🌕 未就園児クラス:お花紙でつくる、ふわふわお団子

カラフルなお団子がいっぱい
カラフルなお団子がいっぱい

ピッコロ・ステッラ・フィオーレクラスでは、お花紙を手のひらで丸めてお団子をつくりました。

この「紙を丸める」という作業は、一見簡単そうに見えますが、実はとても繊細で難しい動きです。

両手のひらを交差させるように連動させて丸めることで、左右の協調や力加減を調整する感覚が育まれます。

1歳・2歳と年齢を重ねるにつれて、少しずつ上手に丸められるようになり、成長の積み重ねが感じられる活動です。

 

活動の目的は“きれいに丸く作ること”ではなく、“お月さまにお供えするお団子をつくる”こと。

お子様が自分の手で作ったお団子を、保護者の方に折っていただいた和紙のさんぽう(お供え台)にそっとのせる瞬間、満足そうな笑顔があふれました。

 

保護者の方もお子様の小さな手の動きを見守りながら、共に季節を感じる温かな時間となりました。

 

🍡 幼稚園児クラス:豆腐と餅粉でつくる「お月見団子」

米粉を計量
米粉を計量

幼稚園児クラスでは、実際に「豆腐と餅粉のお月見団子」づくりに挑戦しました。

  • 米粉と豆腐を計量する
  • 袋に入れてこねる
  • 取り出して円柱状に伸ばす
  • プラスチックナイフで切り分ける
  • 両手のひらで丸めて形を整える

 

練った生地を切って丸めます
練った生地を切って丸めます

 

先生のサポートを受けながら、一人ひとりが自分の力で一つずつの工程をこなしていきました。

まな板の上で片手を使って上手に丸める子もいれば、材料の扱いを工夫する子も。

「小さいのは弟のだよ」「大きいのはパパの!」と家族を思い浮かべながら分け合う姿も見られました。

 約3045分かけて仕上げたお団子は、ご家庭に持ち帰って茹でていただきました。

 

🍡 ご家庭から届いたうれしい声

きなこやあずきをトッピング
きなこやあずきをトッピング

「おいしかったです!」

「家族でおいしくいただきました!」

といううれしい声をたくさん頂戴しました。

 

きな粉やあずきを添えて笑顔で食べているお友だちの写真も届きました。

 

✋ クッキングは日常生活の学びの場

自分でつくることで、自然と好印象と愛着が生まれ、食への興味が深まっていきます。

クッキング活動は、単なる料理の練習ではなく、日常生活の大きな学びの場です。

食材に触れ、変化を感じ、集中しながら作る過程の中で、手先の力や思考力、達成感が育まれます。

 

🌕 季節の行事を通して“つくる楽しさ”をこれからも

コロナ禍もようやく落ち着き、今後は衛生面に十分配慮しながら、季節の催事に合わせたクッキング活動を少しずつ増やしていく予定です。

行事を通して感じる“つくる楽しさ”を、これからも子どもたちと共有していきたいと思います。

 

秋の光の中で、子どもたちは“手を動かし、心を動かしながら”確かに育っています。

今月も、お子様の学びと育ちを支える環境を大切に整えてまいります。

 

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